南雲 敏秀

一人ひとりが輝く教育の実現

  • 南雲 敏秀
  • NAGUMO Toshihide
  • 教育学部 講師(特別支援教育)

Profile

1984年、群馬県生まれ。2010年、群馬大学大学院教育学研究科障害児教育専攻修了。 2008年4月~2009年3月、大学院在籍時、イギリス現地特別支援学校でインターンシップを行う。Learning Support Assistantとして活動。2010年4月から群馬県で特別支援学校?小学校教諭として勤務。2021年から現職。
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多様であることを強みとして

 教育現場では、今日も多様な子どもたちがともに学んでいます。その中には、学習につまずきのある子もいれば、人とのかかわりに難しさのある子もいます。特定の分野に強い関心や力を有する子もいれば、外国にルーツのある子もいます。
 多様な子どもたち一人ひとりが輝く教育を実現するには、授業や学級が知識を披露する場ではなく、考えを交流させる場であることが大切です。授業や学級が知識を披露する場になると、子どもたちの個人差が顕著に表れ、間違えることや違いに否定的な意味が生まれますが、考えの交流の場になれば間違えることや違いが、子どもたちの学びを繰り上げることにつながります。間違えることや違いに肯定的な意味が生まれ、授業や学級内で「〇〇さんの言いたいことは、こういうことかな」「△△さんのおかげで、~に気づいたよ」といった子どもたちの声が飛び交います。不完全なところをも助け合う、双方向、且つ相互補完的なコミュニケーションです。それは、個人で覚えたり、分かったりする学習だけでは、到達することのできない子どもたちの姿と言えるでしょう。
 このことは、子どもたちが多様であるからこそ実現する、多様であることを強みとする授業や学級の姿とも言えるように思います。

人と人としてかかわり合う

 子どもたちとかかわり合う教師には、子どもの行動を細やかに汲み取り、その行動の意味や心理状態などを具体的に理解することが求められます。そして、自らのかかわりを絶えず問い直し続けることも重要です。このことは、かかわり合う子どもに障がいの診断があってもなくても、その程度が重くても軽くても、 “人と人がかかわり合う” という点では、何も変わらないのです。
 私は、大学で特別支援教育に関する授業を担当しています。学生の皆さんとは、様々な具体を通して、このことについて共有していきたいと考えています。子どもとのかかわり合い同様に、大学における授業のあり方についても問い直していきたいと思います。

 

子どもにあわせて作製した様々な教材教具

It's My Favorite!

家族と旅行を計画、実行すること。最近は、我が子の好きな電車に乗って出かけています。