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トビタテ!留学JAPAN 新?日本代表プログラム

トビタテ!留学JAPAN

「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学 JAPAN 新?日本代表プログラム【大学生等対象】~」は2013年から2020年まで行われた「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」を引き継ぎ、さらに新たなビジョンを上げて、2022年から2027年までの5年間、第2ステージとして実施される、政府と民間企業の協働型の留学支援制度です。手厚い奨学金(月額12~16万円、渡航費?授業料の一部)が給付されるほか、事前?事後の研修や派遣留学生のコミュニティを通して、グローバル人材としての資質を磨く機会を得ることができます。

特徴

座学の学習のみならず、海外での異文化体験や実践活動(インターンシップ?ボランティア)を焦点にした留学を推奨することにより、多様な経験と、自ら考え行動できるような体験の機会を得ることを目指します。

inspiration実践活動とは、座学や知識の蓄積型ではなく「実社会との接点」から多様な学びを得ることができる学修活動(インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、プロジェクトベースドラーニング、実験、実習に限らず、上記の趣旨に沿う多様な学修活動)のことをいいます。実践活動とその他の学修の割合は学生等が自由に立案することができ、実践活動のみの留学計画も支援の対象となります。(語学研修のみの留学は、支援対象にはなりません。)

応募コース

イノベーターコース

対象

自ら課題を設定し、解決に向けて新たな知識や技術の獲得、能力の向上を目指す等、試行錯誤を繰り返し、独自の構想力をもって既存の枠組みを超えた新たな価値を創造しようとする(ゼロをイチにする)挑戦的な留学計画

STEAMコース

対象

日本及び世界の社会課題解決のための技術革新や新産業創出に貢献する STEAM(Science, Technology,Engineering, Art, Mathematics)領域における留学計画
<留学分野例>
1.環境?エネルギー分野
2.ライフサイエンス分野
3.ナノテクノロジー?材料分野
4.情報通信分野
5.社会技術?社会基盤分野
※例示以外の量子コンピューティング等の先端技術分野や融合系分野等の留学計画であっても応募可能です。

ダイバーシティコース

対象

派遣留学生の専門領域における課題解決に取り組む留学計画。スポーツ、芸術、人文学、社会科学、総合知領域等を含む多様な領域の留学計画を支援します。

主な応募要件

  • 日本国籍を有する学生または日本への永住が許可されている学生
  • 本制度で実施する事前?事後研修に参加する意思を表明した者、また、派遣留学生ネットワーク(留学機運醸成のための活動、支援企業等に対する留学計画や活動報告?成果等の情報の提供を含む。)に参加する意思を表明した者
  • 本学にて、卒業又は学位取得を目的とした課程に在籍する者(休学者も可)
  • 原則として、日本学生支援機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を満たすこと。ただし、家計基準を超える場合であっても応募可能。多様な留学計画の支援という観点から、支援予定人数全体の1割程度を上限に、家計基準を満たす者とみなして採用する 。(家計基準は国際課にて確認しますので、家計状況等調書に必要事項を記入の上、添付資料を添えてお持ちください)
  • 2023年4月1日時点の年齢が30歳以下である学生
  • 決められた期間に、諸外国において留学が開始される計画(28日以上、1年以内の留学が対象。3ヶ月以上を推奨)
  • 留学先における受入れ機関が存在している計画
  • 実践活動が含まれている計画
  • 過去に「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム~」(以下、「旧制度」という。)の派遣留学生として採用されていない者

※詳細は各期募集要項を確認してください

奨学金等

(1)月額奨学金:

  • 北米、シンガポール、欧州(一部地域を除く)、中近東:160,000円
  • アジア(シンガポールを除く)、大洋州、中南米、アフリカ及び上記欧州の一部所外国:120,000円
    ※但し、家計基準を超える場合は一律60,000円

(2)留学準備金:

  • アジア地域:150,000円
  • 上記以外の国:250,000円

※留学準備金は事前?事後研修参加費、往復渡航費を含む定額が支給されます

(3)授業料:
留学先機関における授業料定額(学費?登録料)

  • 全地域:300,000 援

☆例えばアメリカ(オレゴン州)の専門学校に10ヶ月通い、並行して関連インターンシップを行う留学を行う場合…
月額奨学金 16万円×10ヶ月
授業料   30万円
留学準備金 25万円
合計 215万円を支給

 

以下、短い時間で制度の魅力がわかる動画になっていますので、是非ご覧ください。

動画でわかる!日本代表プログラム

合格を目指すためのアドバイス

  • 自分にしかできない個性的な留学計画を立てること
  • 募集要項を熟読すること。特に「求める人材像」の理解を深め、自身がその人材に当てはまることを意識すること
  • なぜ留学をしたいのか、する必要があるのかを考えること。特に、留学をすることを目的とせず、それがどのように自分の将来や日本の産業に繋がるかをイメージすること
  • 留学計画書は、論理的に分かりやすく、具体的に記載すること。留学先でしたいことだけでなく、これまでに留学に向けて取り組んできたことや帰国後取り組むことも含めること
  • 実現性のある留学計画を立て、着実な準備を進めること

合格者数

※コロナウイルス感染症の影響を考慮し、派遣時期が令和5年2月まで延長された。

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出発時期 人数
第1期 平成26年度8月~3月 2名
第2期 平成27年度4月~10月 2名
第3期 平成27年度8月~3月 1名
第4期 平成28年度4月~10月 1名
第5期 平成28年度8月~3月 1名
第6期 平成29年度4月~10月 1名
第7期 平成29年度8月~3月 3名
第8期 平成30年度4月~10月 2名
第9期 平成30年度8月~3月 5名
第10期 平成31年度4月~10月 1名
第11期 平成31年度8月~3月 ?2名
第12期 中国足球彩票感染症の影響により派遣中止
第13期 中国足球彩票感染症の影響により採用中止
※トビタテ!留学JAPANからのお知らせ
第14期 令和3年度8月~令和4年3月
※中国足球彩票感染症の影響により、派遣時期を令和5年3月まで延長
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合格者の留学計画例

1期 今井 宏友さん 工学部 電気?電子工学科
1期生:今井 宏友さん

2014年9月22日から12月12日までの約3ヶ月間、米国に滞在し、マサチューセッツ大学ローウェル校でのエネルギー問題の解決を図る研究と、海外でのマーケティングや国際的教養等を習得するために、シリコンバレーのベンチャー企業(B-Bridge-International Inc.)で1週間のインターンシップを行いました。

留学中に様々な分野で活躍する人達と会いましたが、彼らが決まって、「まさか自分が米国で勉強?起業するなどと思ってもいなかった」と言います。中には、45歳で渡米して博士課程入学、起業したという女性もいました。この留学では、研究を通して専門知識を得られたことに加え、今後の自分の人生は大きな可能性を秘めているのだと気づけたことは大きな収穫です。

「今後の人生において、今のあなたが一番若い」。何事を始めるのにも、もう遅いなんてことは何ひとつありません。留学も同じです。ただ、留学を決断することは、慣れない環境での生活や言葉の壁に対しての不安から、簡単ではないでしょう。しかし、留学先では、新しい出会いや自分が知らない世界を必ず発見でき、新たな夢や目的以上の結果を得られることでしょう。みなさんも一度思い切ってトビタってはみては!?

 

 

2期 田嶋 敬大さん 教育学研究科 教科教育専攻 芸術教育コース(音楽)
2期生:田嶋 敬大さん

ドイツを中心としたヨーロッパの音楽文化、音楽教育を肌で感じ、日本の音楽教育に改革を起こしたいという動機のもと、2015年10月1日から2017年9月30日までハンブルク音楽院(ドイツ?ハンブルク)に留学中です。 留学1年目は、ハンブルク音楽院で留学生特別コースに所属し、ドイツ語の強化、声楽を中心とした音楽的スキルの向上を図ると共に、クラシック音楽の本場であるヨーロッパにて、人々とクラシック音楽との関わりやクラシック以外の音楽の在り方などを学びます。留学生特別コース修了後の留学2年目は、教員養成コースに所属し、現地学生と共に、現在のドイツの音楽教育について学びます。現在の日本の音楽教育や音楽文化と比較し、日本の音楽教育の視点から考察することで、グローバルな視野を持つ音楽教員に必要な能力を身に付けます。また、音楽院での成果を実践するため、ハンブルク市内の小学校での授業見学、授業サポート、ゲストティーチャーとしての授業実践も計画しています。

 

3期 竹内 翔太さん 工学研究科 機械工学専攻

3期生:竹内 翔太さん

2015年10月から2016年8月までの10か月間、オーストラリア?メルボルンのビクトリア大学にてトンネル火災に関する研究留学を行いました。トンネル火災時には、避難者の命を守るため、煙をトンネル外へ排出することが非常に大切です。その手段として、世界でも類を見ない「煙突」による排煙について調査しました。

研究所でのプレゼンやディスカッションを通じ、語学力や研究の知識を身に付けました。休日には友人とスポーツや旅行を楽しみ、日本とは異なるオーストラリアの文化を肌で感じたことは素晴らしい経験となりました。留学を通じて得た友人との交流は帰国後も続いており、彼らが日本を訪れた際は京都や東京を一緒に廻りました。海外の人は日本に対する関心が高く、観光地や食事、マンガやアニメなどの話題で盛り上がり仲良くなるケースが多かったです。

私が初めて海外へ行ったのは学部4年生のとき、留学開始のちょうど1年前でした。英語は人並み程度にしか喋れず、海外に住む友人など1人もいなかった私が、まさか長期留学をするとは思いもしませんでした。いま、改めて振り返ってみると、留学を決断して本当に良かったと思っています。福井大学で勉強していただけでは得られなかった経験?友人を得ることができ、自分の人生の可能性が大きく拡がったからです。語学?治安?食事?コミュニケーション……。留学に対する不安は尽きないと思いますが、勇気を出してトビタってみませんか?きっと、あなたの人生を大きく変える、素晴らしい経験になるはずです!

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8期 浅原 章さん 工学研究科 総合創成工学専攻
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私の研究テーマである原子力発電所の廃止措置は“メガ?プロジェクト”であり,プロジェクトの円滑な実施には,発生する放射性廃棄物への適正な対処が求められます。そこで,プロジェクト?マネジメントの基礎及び放射性廃棄物管理への応用について検討するため,イングランドのリーズ大学に約5ヵ月間留学しました。リーズ大学では研究室に配属され,指導教員と研究室の学生と共に研究に従事しました。滞在中は必ずしも楽しいことばかりではなく,むしろ上手くいかないことやしんどいことの方が多かったような気がします(苦笑)。初めての英国だったのですが,本当に幅広い国?地域から学生?教職員が来ていること,非常に優秀な人たちが集まっていることに驚きました。語学力はもちろんのこと,いつも笑顔で精神的に安定していて,日中はひたすら仕事に集中し,夕方は早く帰って家族?恋人との時間をきっちり楽しんでいる姿には,ただただ尊敬と羨望のまなざしを向けざるを得ませんでした。初めの頃はどうしても自分と比較してしまい,毎日劣等感を感じていましたが,少しずつ,自分の出来ないこと,能力の不十分さを受け入れて,教えを乞うことができるようになりました。研究室の人以外にも,現地でできた友人や他のトビタテ生などの支えもあり,自分のやり方で改善の余地があるところや,自分にしかない個性がだんだん見え始め,本当に貴重な学びの機会となりました!「挑戦できること」と「仲間がいること」はトビタテ留学のとりわけ大きなメリットではないでしょうか。

8期 加藤 伶奈さん 医学部 医学科

B80A89B3-5424-422A-BF48-C3B7C18AABFEトビタテ!留学JAPANでは留学内容を自分で計画することができます。私は前半2週間を病院実習に、後半2週間を公衆衛生活動にあてました。病院実習では、ポリクリ前だったため症例を詳しく学ぶことは難しかったのですが、衛生面やプライバシー面、医師の働き方や保健システムなど日本との違いが多くみられ、ガーナの医療の現状と課題を他国からのインターン生と議論をして過ごしていました。公衆衛生活動では、毎日異なる村や元ハンセン病患者が暮らすコミュニティを訪問し、健康診断や簡単な手当てを行いました。滞在中は日々考えたことを議論したり、知りたいことを調査したりと自由に時間を使うことができたため、ガーナの医療について知識を得るのみでなく、行動力やコミュニケーション力、異文化の中で自己を発揮する力などを高められたと思います。留学で1ヶ月は短すぎると思う方もいるかとは思いますが、留学で得られるものは、語学力や知識だけではありません。この変化の激しい時代に、自分の頭で考え、行動し、未来を切り開いていく力を、多様性溢れる仲間と一緒に学べる場だと思っています。トビタテ!留学JAPANでは特にそのことを教えて頂きました。事前?事後の研修、また留学後の様々な活動を通して他分野で活躍する学生と関わることができ、今でも刺激を受けています。少しでも興味を持った方には、「恐れず、言い訳をせず、一歩を踏み出して」と伝えたいです。一歩踏み出す勇気さえあれば、未来を大きく変えることができると思います。私も少しでも力になれるよう、相談にのりますのでお気軽に連絡して下さい。最後にはなりますが、この留学を支えて下さった国際課の皆様、素晴らしい機会を与えて下さったトビタテ!留学JAPANの皆様には大変感謝しております。本当にありがとうございました。この貴重な経験をさらなる挑戦に繋げ、今後も有意義に学生生活を過ごしていきたいです。

9期 野田 匠悟さん 工学研究科 機械工学専攻
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2018年10月から2019年8月末までの11ヶ月間、ベルギーのゲント大学にて火災の消火?抑制に関する研究留学を行いました。日本で行った実験データを持っていき、数値シミュレーション主体の研究を行っているゲント大学で、実験データと数値シミュレーションの解析を行いました。普段の研究や、毎月行われる研究発表会でのディスカッションなどを通して、国際レベルでの研究を学びました。ゲントに滞在している間は寮生活だったため、さまざまな国籍の留学生と出会い、交流することができました。それぞれの郷土料理を持ち寄ったり、誕生日会を開いたりと毎日の生活も楽しく過ごすことができました。これらの留学はトビタテ留学JAPANによって支えられました。金銭的な支援はもちろん、同じトビタテ生のネットワークにも支えられました。同じ地域や、同じ悩みをもつ仲間との助け合いや、旅行の際には宿の提供などなど……。さまざまな面で素晴らしい奨学金制度だと思います。留学を終えた今、振り返ってみると約1年の留学は何一つ後悔していません。日本で勉強しているだけでは得られない経験や広い視野などから、将来の可能性が広がりました。留学に躊躇している学生は、躊躇している問題よりも、留学によって得られる素晴らしいものを想像してみてはどうでしょうか?留学後の自分を想像してみましょう。想像した自分の姿を実現するためにも一歩踏み出して、トビタテ!

 

10期 佐々木 里萌さん 教育学部 学校教育課程初等教育コース
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佐々木里萌③

2019年4月から2020年3月まで、2年次に1年間大学を休学して「オーストラリアの教育を小学校の外国語教育に取り入れる」というテーマのもと、オーストラリアのブリスベン?メルボルンに留学し、主に私立小学校でティーチングアシスタントとしてインターンシップを行いました。活動内容は、授業進行の補助、教材の準備?作成、課外活動やクラス運営の補助、特別なケアが必要な子どもたちへのサポートで、さらに算数とバスケットボールの授業を行いました。

トビタテで留学したことによって、様々な分野で活躍しているトビタテ生から刺激をもらえています。福井大学の先輩トビタテ生や留学先で知り合ったトビタテ生、研修でつながったトビタテ生、トビタテ同窓会組織「とまりぎ」コアのメンバーなど、留学が私の生きてきた中で1番つらくて、素晴らしくて最高の経験になったのは、彼らのおかげです。留学前に予想していたよりも失敗も多いし、つらいことも多かったので、気持ちの浮き沈みの激しい1年でしたが、留学した人にしかわからない留学の良さを感じました。

今後の展望としては、小学校の教員になって外国語を教えたいです。留学経験がある私だからこそできる授業をしていきたいと思っています。また、留学に行きたいと思った人を支えられる存在にもなりたいです。少しでも興味を持った方は気軽に相談してください。

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